満願寺の歴史散策、周辺の見どころ   
  
 
是非おすすめしたい、満願寺のパワースポット!
 
 
―満願寺の楼門―
 
現在の正式名を「立護山満願寺」と号し、
高野山真言宗に属する。
文永11年(1274年)元寇の国難に際し
国土安泰、戦勝祈願のため毘沙門天王を
本尊とし、鎌倉幕府の北条氏が建立した寺。

満願寺集落の、ほぼ中心に位置する。

九州最古の庭園と言われる心字の池庭園
があり、ツツジの咲く季節は大変美しい。
 
毎日午前6時、午後6時に住職が打つ鐘の音が心に響く。
 
 
  ―北條三氏の墓―
 
満願寺を建立した北条時定・同弟
定宗・同嫡子随時(ゆきとき)の墓が
あり、墓の周辺には7本の740年杉がそびえ立つ。
この杉の大木にもたれると、いかにも
パワーが漲ってくる心地がする。
 
満願寺楼門より、徒歩3分。
 ―金毘羅杉―
 
樹齢1000年の大杉。国指定の天然記念物。
元禄年間(1688~1704)に落雷で幹が裂け、昭和4年(1929)の再度の落雷により幹の空洞内が炎上する被害にあったが地元住民の必死の消火作業により消し止められた。
現在も当時の焦げ跡は残っているが、青々とした枝を伸ばしている。
将に、パワースポットというべき雄大な姿である。
思った以上の大きさに、大半の方が驚くはず。
かなり急坂があるため、安全な靴で登る事。
 
満願寺より、徒歩約20分
 
 
  ―満山神社―
 
160段ほどの石段を登ると、満願寺
集落を見下ろせる。
 
天照大神を祭る満山神社の境内にも15本の杉の大木がある。
江戸時代中期、神社が建立された時に植えられたもので、樹齢約300年と言われている。
神社から左脇の道を上ると、金毘羅杉への散歩道が整備されている。
 
満願寺より、徒歩約15分 
 ―八十八カ所巡り―
 
弘法大師が唐の留学を終えた帰り、北九州に1年間滞在した折、満願寺の地を霊場と定めました。その後、信者たちが八十八カ所の札所を作り神仏を奉納したもの。
第1番は満願寺の寺庭にあり、88番は満願寺小学校運動場跡にある。
様々な表情の神仏が点在し、楽しめる。
全てのコースを巡るには3時間程かかり、危険な山道もあるので充分注意が必要。
安全な靴、長袖の服着用のこと。
 
 
 
―鬼の継石―
 
住民に伝えられている昔話で、志津地区に訪れた鬼たちが石積み遊びを始めた。
3つの石を重ね終え、4つ目の石を重ねようとしたところで夜が明けたので、4つ目の石は付近に投げ捨て、山の中に逃げ帰ったというもの。
 
秋の紅葉の季節は美しい。
 
 
―日本一恥ずかしい露天風呂―
 
満願寺の中心を走るメイン道路からまともに
見えるため、入るのに勇気が要る。
 
隣の洗い場では、昔から住民が温泉で野菜や洗濯物を洗ってきた。
のどかな風景で、ほっとする。
よくテレビでも紹介されている所で、有名人たちも
入浴している。